自然の中の暮らしは、日々変化していきます。ひとつとして同じものはなく、ひとつとして同じ時はありません。そのいのちの揺らぎの中に実は豊かさがあります。それは春の芽吹きであったり、雨の匂いであったり、虫の音だったり、鳥の声だったり、夏の風であったり。いろんないのちの揺らぎがそこにあります。そういった暮らしの中に私たちは豊かさを感じることができます。
季節の旬は食卓を鮮やかに彩ります。木々のざわめきや鳥の声は、いつも心を癒してくれます。畑や草刈りや手仕事の労働は肉体を持つ喜びを見出してくれます。そうやって大地や自然と繋がっていくことが、自分と繋がり、私たちに多くのことを教えてくれるのです。